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背徳のディスタンス
第3章 社内プレイ
奈々はいやいやと首を振る。その態度とは裏腹に、このままイカせてほしかった。
後輩の男の子に、人が残る社内で。身震いするほどのスリルが、奈々を高みに押し上げていく。
「……うぁ……、ああっ」
体がぶるりと大きく震えた。奈々はディスクにつっぷして、さらに激しく腰を揺らす。
望の指の動きもエスカレートし、すぐに絶頂の波がきた。
「……んんうっ」
自分の手を噛み、どうにか絶頂の時の嬌声を抑え込んだ。
「……イッたんだ」
望の声で奈々は我に返った。余韻がまだ消えず、全身がゾワゾワしている。
それが引くにつれて気づかれてはいないか不安になり、奈々はスカートを直し、おそるおそる顔を上げた。蒼白な顔であたりを見渡し、安堵する。
みんな通常通り仕事に専念している。バレてはいない。きっと。
「ーー気持ちよかったですか? 変態さん」
隣で悪魔が微笑んだ。
「まだまだ序の口じゃないですか、こんなの。堀内先輩には物足りないんじゃないですか? 次はもっと楽しいことしましょーね」
甘いマスクをかぶってーー。