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いとおしい青
第19章 独占欲
二人はいつの間にか寝てしまい
時計は10時をまわっていた。

由貴はベッドから起き上がり
急いで服を着替えてストッキングを履いた時に気づく。
「連休とったんだった…忘れてた。」 

物音に目が開いた義之。
「なんだそれ。」

クスクス笑う。
「俺も休みだし、せっかくだから旅行行こうよ。」

「えっ宿予約してないよ?」
由貴は不安がる、

「ビジネスホテルで予約取れなかったらラブホねっ。」
義之は答える。

「行き当たりばったりな旅ね。」

「そう。」

義之も服を水色のシャツに
グレーのジャケットに着替えた。


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