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最高峰な武器は嫁。
第2章 お願いは
『…っそれはお前が昔の僕を知らないからだ。』
寄ってこようとした高瀬を静止させる。
『あまり僕の過去に口出しするな』
「…っどうして」
『それが嫌なら此処から出ていく。』
誰だって話たくない事位あるだろ?
この話を聞いてもきっと誰も幸せにならないし
忘れたいけど忘れられない過去なんだ。
『なんなら今すぐにでも』
「駄目だ」
『じゃあ決まりだな。』
服を着て高瀬の横を素通りしようとすれば
熱い手が僕を掴む
「一緒にいるのは良いだろ。氷雨…」
だから何故お前が苦しそうな顔をするんだ。
『…勝手にしろ』