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忘れられない人
第42章 lesson 11
蓮を迎えにいくと、ママが寂しそうに言う

冬休み中は、泊まりにこない?

蓮を見ると、笑う


ばあちゃんの家にいるっ


ママがいなくても、大丈夫?


ご飯は一緒?


お泊まり以外は一緒にいるよ?

一人でお泊まりできる?


わーい

ばあちゃんちにいていいって?


ママに抱きつく蓮が、かわいいらしく嬉しそうだ


誠が耳元で囁いてくる


蓮、泣いたりしないか?


大丈夫じゃない?

近いし、その時は行けばいいんじゃない?


まあ、そうだな。。。


誠が蓮の頭をポンポンする


ばあちゃんの言うこと聞けよ?


わかったあッ


実家を出て、3人で歩いていく

誠に、肩車をねだり高い所から、私に話しかけて笑う

笑う目が誠と同じ優しい目だ


肩車をしながら、私の手を繋ぐ誠を見る


マンションに着くと、蓮はおもちゃをかばんに入れていく

実家に持っていくんだろう。。。


挨拶周りの袋を出すと、誠が聞いてくる

下から順に回るか?

そうだね?


れーん?

行くよー?


下の階から回る

だいたいが、私達より年上で40代夫婦と小中学生の家族ばかりだった

接点が少なく、関わらないですむことに安心するが、蓮は同じくらいの子供がいなくて、寂しそうだった

誠が、蓮に言う


幼稚園に、たくさん友達いるよ?

大丈夫。。。


頭をポンポンすると、蓮が笑顔になる


残りは、隣の家だけだ


誠がチャイムを鳴らすと、きれいな女の人が出てきた


夫婦で、二人暮らしらしい

誠より、2つ年上で私とは、5つ違う

旦那さんは、仕事で留守だと言う


あれ?さっき、たばこの匂いしてたけどな。。。


心がザワザワする

子供もいないし、接点はなさそうだ

簡単に挨拶して、家に入る


隣の旦那、見たかったな?


何で?


ベランダで、詩織の声聞いたはずだからな。。。?

どんな奴か見たかったんだよ。。。

クスクス笑う


もうっ

私、顔合わせずらいじゃないっ?

でも、多分居るんじゃない?

たばこの匂いしてたよ。。。?


かもな。。。?

まあ、そのうち、逢うだろ?


心がザワザワする

何でかは、わからないけど危険信号が鳴る


どんな人だろう。。。?


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