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忘れられない人
第43章 lesson 12
指先が、手をなぞる

顔が見えてない分、ドキドキする


そろそろ、離して?


詩織。。。?

ドキドキするよ。。。

詩織は、どう?


っ。。。




ドキドキする。。。




やっぱりな?

抱きしめたいな。。。?



っ。。。



キスしたい。。。



っ。。。



壁の向こうは、見えない。。。

ドキドキしっぱなしで、手が震える。。。



抱きしめてもいい?



ダメ。。。



壁越しなら、いい?



っ。。。



私の手を引き寄せて、背中を擦る

見えてないはずなのに、私の顔を探りよせる

手が、私の髪を撫でてくる



っ。。。

ゃめて。。。っ



明日は、逢えるな?

バーベキューだったな。。。?



うっ。。。



指が私の唇をなぞる


堪らなくなり、手を引いて壁から離れた


ねぇ?

やめようよ?

私達が、あの二人を怪しむように、私達も怪しまれるよ?


だろうな。。。?


私は、困るよっ。。。


勝手だな?

予感したのに、引っ越してきたんだろ?

惹かれて、引寄せられて逢ったのに近づかないわけない。。。

俺達夫婦は、初めから終わってるからいい。。。



何で?

なら、何で結婚したの。。。?

妊娠したからだけじゃないでしょ?


実家の会社のやりくりして、跡継ぎの男の子を産んで、祖父母と両親の介護をしてくれる嫁しか結婚できないんだよ。。。

詩織には、そんなことさせたくなかった。。。

だから、親がいいと言う、やりくりできる女を選んだんだよ

浮気しても、何も言わないし仕事も強要しないしな。。。

子供の父親が誰かはわからなくても、仕方ない

俺達、結婚しなくて、よかったよ。。。

詩織には、そんなことさせたくない。。。

でも、詩織が欲しい

この3年、ずっと逢いたかった。。。

やっと逢えたのが隣だろ?

しばらくの間は、知らないふりして観察してた

相変わらず、かわいらしく笑う声が聞こえて、幸せそうだから、このまま知らないふりしていようとも思ったんだよ?


春になり、れんくんが幼稚園に通い、一人でいる詩織が、好きだった歌詞を口ずさんでいるのを聞いたら、声をかけずにはいられなかった。。。

やめないよ。。。?


明日は、隣の奥さんにようやく逢えるな?







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