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第43章 lesson 12

土曜日

洗濯物を干していると、たばこの匂いがする

今日は、奥さんがいるからだろう、話かけてこない


はああ。。。

今日も、空は青い。。。


私が、独り言を言うと、クスリと笑う声が聞こえる


今日は、雲ひとつないな？


うっ。。。

部屋の中から私を呼ぶ声が聞こえる

窓が開いて、誠が私を呼ぶ


詩織、まだ？


あと、少し。。。


かして？


誠が、私の手から洗濯物を奪い干していく


このベランダ、詩織には、高いから洗濯物を干すのは、やりにくいな。。。？


背が足りません。。。


明日、低く直すよ？


私の頭をポンポンする


ここは、やるから、蓮の用意見て？


隣で、ケラケラ笑う声がするのが気になるが、そのまま部屋に入る


窓を閉めようとすると、誠が私の手を引いて、チュッとキスする


髪を撫でてくる


急いでね？奥さん？


うん、洗濯物は、お願いね？


蓮の用意して、自分の用意をする


Tシャツに、七分丈のパンツをはいてパーカーをはおる

蓮に、誠がお揃いのパーカーを着せて靴をはかせていた

誠が私の服を見ている


何？


今日、地味だな？


マンションの人たちって、年上ママばかりじゃない？

あまり、若いアピールしない方がいいかなあと。。。


スニーカーを履きながら、答える


私を抱きしめて、髪を撫でてくる


今日は、いい子だな？

どんな格好でも、かわいいから大丈夫

帽子かぶれよ？

日焼けするからな。。。？


ふふっ

イヤ。。。

髪が、くずれちゃうっ


誠が無理矢理、帽子をかぶせる


やだっ。。。


顔があまり見えない方がいいんだよっ？

かぶっとけよ？


ハイハイ。。。


下に降りていくと、たくさんの住人が集まり準備しようとしていた


先輩ママ達が、私達に近づいてくる


蓮に、お兄ちゃん達が遊びに誘って連れていく


誠は、奥さま方に連れて行かれて、あっと言うまに囲まれてちやほやされながら、火をおこしていた

私は、材料を切るのを手伝う


準備できて、みんなが食べ始めると、隣の夫婦が現れた

こんにちは？

綺麗な奥さんが、誠に話かけているのが見える