この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
忘れられない人
第46章 引っ越し
秋になり、冬が近づく頃に二人目が産まれた

名前はりく

橘 陸

陸は、手がかかり蓮の時のようには、うまくいかない

一日中泣いて、ずっと抱っこしていないと泣き止まない

私以外は抱っこしても、泣いてしまうため、誠もお手上げだった

眠れない日が続き、疲れていた


12月に入り、引っ越し準備に終われていた

陸は、相変わらず手がかかり、蓮が助けてくれるようになった

蓮が、あやしてくれている間に、引っ越し準備を進めた

家具や家電は処分して、持っていけるもの以外は実家においていく

12月半ばには、引っ越しして新年はアメリカに行く

誠は、1ヶ月冬休みをもらえたため、その間に、生活に慣れる予定だった


引っ越し前に、二人でお世話になった人々に逢いに行った


しばらく、帰れないんだなあ。。。


改めて思うと不安になる


誠を見ると、私に笑いかけてくる


寂しい?


うん。。。

しばらく帰れないんだね。。。


そうだな。。。

一緒にいるから、不安な顔するなよ?


ふふっ

そうだね?

一緒にいてよ?


髪を撫でてくる


蓮は、すぐに慣れるだろうな。。。

陸は、詩織に似てわがままで、自由人だからな?

日本よりは、いいかもな。。。?



...


アメリカに渡り、5年が経った

日本人が集まる場所で、生活はしやすかった

日中は、お手伝いの人が会社から派遣されていたため、買い物や子供たちの幼稚園の送迎もしてもらえて、英語が話せない私は快適にすごせた

蓮は、英語と日本語を器用に話して、友達もたくさんできた

頭がよく、日本に戻っても勉強については心配なかった

誰にでも優しく、周りから愛されて育っていた


陸は、英語と日本語が混ざる言葉になり、相変わらず私を困らせた

やんちゃな陸に、サッカーボールを与えたら、毎日、夢中になり、リフティングしていた

近所のクラブチームに入れると、サッカーに夢中になり上達していった

サッカーをはじめてからは、やんちゃをあまり言わなくなったため、誠もサッカーをすることに何も言わなかった


誠は、相変わらず私に優しかった

アメリカに来てからは残業もなく、毎日家族で過ごして幸せな日々が続いていた














/733ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ