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忘れられない人
第47章 再会
誠は、夜は残業して22時に帰ってくる

土日は、ゴルフに出掛けていく

全く、口を聞かないまま時間が過ぎていった

結婚して、初めてだった

こんなに、口を聞かないのも、逢わずに過ごす日々


寂しくて堪らなくなる


この日の土曜日も、誰もいなかった


蓮は出掛けて、陸は1日塾、誠はゴルフに出掛けていった


堪らなくなる




公園、行ってみようかな。。。



逢えなくてもいいから、行きたくなる


衝動的に、飛び出して公園に行った


懐かしい風景が広がる


胸がキュンとなる


直樹。。。

逢いたいよ。。。


心臓が、わしずかみされたみたいに苦しい。。。


逢いたいよ。。。


涙が、ハラハラ流れていく


誰もいないベンチに座り、泣き出してしまう


逢いたいよ。。。









ボールの音が聞こえた









少し離れた場所で、リフティングする姿が見えた


見つめると動きが止まり、私に、近づいてくる


涙がハラハラ流れて止まらない





何で?

泣いてるの?



何で?いるの?



惹かれた?



直樹。。。逢いたくてきたの。。。


待ってたよ?


いつから?


待ってたよ。。。?


相変わらず、嘘つき。。。



私の髪を撫でてくる


隣に座っていい?


直樹が、ベンチに座り私の髪を撫でてくる


詩織は、変わらないな。。。?


かわったよ。。。?


変わらないよ。。。?

何かあったの?


逢いたくなって。。。ダメなのに。。。


手が髪を撫でて、いじるのがわかる

心臓がドキドキする


目が合わせられなくて、ハンカチで涙を拭いて、顔を隠した


詩織?

抱きしめてあげたいんだけど、ここじゃ誰かに見られたら困るから、車で話そう?


直樹が立ち上がり、私を立たせてくる


先に歩きながら、ついてくるか見ている


あの頃のように、手を繋いだりできない

誰かに見られることに、おびえないといけない

こうして、逢うことは許されることではないんだと思い知らされる

今なら、まだ戻れるのに体は直樹についていく

心臓がドキドキする

忘れていた感覚を思いだしていく


直樹が車のドアを開ける



乗って?














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