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こじらせてません
第3章 幽閉


『……

私は耳を疑いました。

近親相姦というものが、世の中にあることは知っています。

ですが、ハッキリ言って、私は、このお姉さんは変態だと思います。

お姉さんには、大学生の彼氏がいるそうです。

ふつうなら、その彼氏と初体験をすればいいと思いますよね。
本人が言うには、その彼氏はAくんに比べたらカッコよくはないそうです。

私はお姉さんに「男の子は顔ではない」と言いました。
すると、「Mさん(私です)は、彼女のくせにAの顔がカッコいいと思わないのか」と問われました。

すでに書いた通り、Aくんはかなりの美少年なので、カッコよく思わないわけはありません。
ですから、説得しきれませんでした。

初体験の相手というのは、一生忘れないものだと思います。

なので「もっと自分を大事にしてほしい」とも言いました。
すると、「自分を大事にするからこそ、他の誰でもない、大事に思っている弟と初体験がしたい」と言い返されました。

ゆきずりの男性と初体験をしてしまうのに比べたら、確かにそうなのですが・・・やっぱり、説得できませんでした。

「Aくんと恋人どうしになりたいのか」ともききました。
すると、「生まれたときから姉弟なのだから、結婚どころか、つきあうこともできないとわかってる。だから恋愛感情はない」と言います。

もう私は、わけがわからなくなりました。

Aくんは、私とつきあうようになってからは、お姉さんと淫らなことはしていないそうです。

もちろん、Aくんが私とつきあう前に、誰と、どんなことをしていようが、どうこう言えないのは、わかっています。

ですが、Aくんが、このお姉さんの手で(考えたくないですが、口かもしれません)、精通を迎えたと知らされると、どうしても、腹に据えかねる思いが湧いてきてしまいます。

こんなお姉さんですから、いつ彼が襲われてしまうか、心配でなりません。

ですが問題は、それだけではありませんでした。

……』

――ミソラとの話は平行線をたどった。

話が交わるために進んでいるのかすら、あやしかった。
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