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こじらせてません
第1章 捕縛
5W1Hを考えてみると、Whatは自明だった。Whenは、期限として明確に定められている。Whyは統計データ数値と、そこから得られた見解が該当する。

では残り2W1Hで何が重要かと考えれば、Whoだと即答できた。

月曜朝までは、誰でもいいわけではなかったが、誰がいい、という希望はなかった。

幸い、今は、明白となった。

このままでは「子宮が疼き」続ける。キュンキュンしている。キュン死しかねない。

キュンキュンという副詞は、こと女性においては、特有の器官の疼きという隠喩と等価の擬態語である、という結論である。

今の自分がそうだ。
アキラとの逢瀬を想像しながら、下腹はウズウズさせて、胸はキュンキュンとしている。並立している。

アキラは、長年、ミサの心のアワードを獲得してきたマンガの登場人物に、そっくりの少年だった。線が細い容姿も実に似ている。もちろん、現実のアキラは立体形状をしているので、どこかに線形が確認できるわけではないが、このメタファーもまた、実に的確だった。

顔立ちが優美だ。立ち居振舞いが上品だ。

適度にデキ、適度にデキない。教えがいがあって、教えを聞く時の真剣な表情と、成し遂げた時の笑顔に、はい、もちろん、キュン死しそうになります。

F大付属高校三年生。少年というにはやや年嵩だが、ルックスがこれをカバーしてあまりある。ミサにとって、もはや少年は年齢に結びつく概念ではなくなっていた。

F大への内部進学が決まっているらしく、卒業までの間に社会学習で知見を深めたいとのこと。

広尾生まれ広尾育ち、ハイソなヤツはだいたい友達、大学を卒業するまでずっとF大系である理絵子が、同窓のツテを利用して連れてきた。いちいち探すのが面倒だっただけかもしれないが、好判断だ。GJだ。この子もずっとF大系で過ごしているとのこと。育ちが良さげなのもうなずける。
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