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こじらせてません
第1章 捕縛


1W1Hとなった。

これが仕事ならば、もう大して迷うことはない。ごく自然に決まる。

しかし当件においては、実に悩ましかった。どちらが先か。……Whereだろう。おそらく、それによってHowが決まる。

ただし、候補は限られていた。

野外。
いきなりこれを発想するのもいかがなものかだが、してしまった理由は、その他の発想によって帰納的に説明される。

性愛の場において、そういう選択肢があるのは知っているが、長期記憶に書き込まれることを考えると、できれば衆人環境ではなく、かつ屋根がついた場所が望ましい。

車。
次にこれが発想されたのは、おそらくはHowの難易度が下がると予想されたからだ。「自宅へ送る」とか言えば連れ込みやすい。

性愛の場において、そういう選択肢があるのは知っているが、免許はあるものの、車を持っていない。加えて、屋根があるとはいえ空間的自由度が低く、更なる希望を言えば、できればベッドの上、少なくとも部屋の形状をしていることが望ましい。

職場。
現実としてどのくらい行われているかはわからないが、マンガの世界では非常に多いから発想した。これもHowがたやすい。つまり連れ込みやすい。というか、既に彼は連れ込まれている。

性愛の場において、そういう選択肢があるからこそ、マンガになるのだろうが、リスキーだ。リスクはスリルと等価であるが、だからこそ、以後もそこで過ごすことになるのだから、職場で結ばれたなら、以後仕事が手につかなくなる新たなリスクに繋がる。

ラブホテル。
悪くない発想である。まず、チェックインした時点で二人の目的が明確だ。また、目的が明確に定められた場所であるから、設備は大変利便性が高いと予想される。

性愛の場における、典型的な選択肢だが、当然ながら行ったことがない。事前に行く目的について合意を得なければならないし、行くならば「連れて行ってあげる」と、格好をつけたい。結果、システムがよくわからなく、失態を演じてしまう可能性がある。
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