この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
薔薇色に変えて
第3章 再会に添えられた喜び
たぶんあの高いコーヒーのせいだとわかっている。
きっと律儀な性格に違いない。
恐縮してお返し的な事を考えたのだろう。
そうと解っていても、やっぱり心は浮足立った。

「なんだかかえって申し訳ないわ」

「あの成沢さんも律儀な感じの人じゃない?
 気持ちなんだからさ、受け取ってあげなさい」

「ナルサワ・・さん?あの方、成沢さんっておしゃるの?」

名前がわかるとさらにその存在がしっかりとしたものになってきた。
私に係わる人々の中に、成沢という男も加わったのだ。

小此木さんのニンマリとした顔が目に入る。

「もしかしてマスター・・これで私がここに来る回数が増えて
 儲けが増えることを期待してるんじゃないでしょうね?」

ここに来ることが多くなると思っているのは自分で、
小此木さんが期待しているわけではないだろうけど、
人生の大先輩にはお見通しのような気がして、先手を打って誤魔化したのだが・・

/136ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ