この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
薔薇色に変えて
第4章 金曜日の常連

成沢さんは、金曜の夕方に喫茶・薔薇色に来るようになった。

ハンカチをいただいた翌週は、会社主催の飲み会があったので薔薇色には行かなかったが、
月曜の朝に小此木さんがご丁寧にも報告してくれた。

「今度成沢さんがお店にきたらラインで知らせるよ。
 あ、村山さんスマホ持ってないね」

80になる年寄りがスマホを扱えるっているのに、30歳も年下の私は
いまだにガラケーでがんばっている。
遅れてるよ、と小此木さんに鼻で笑われた。

「いいんですよ、スマホは無くても生きていけますから。それにメールはできるでしょ?」

なんだかんだ言いながら、そこは外さない。
どんな手段でも構わない。情報をおしえてくれるなら。

「でも・・めずらしいですね、マスターがそんなお節介するの。
 なにか・・企んでるんじゃないでしょうね?」

私は大先輩をからかいながらも、心の隅で不思議に思った。
どうしてわざわざ私に成沢さんが来ている事を知らせるのか。
知らせるという事は、店に寄れ、ということか。
それはいったい何のために?
もしかしたら、私の、成沢さんへの興味に気がついたからだろうか。
/136ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ