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薔薇色に変えて
第7章 突然あたえられた二人だけの時間


青葉の匂いと鮮やかさに心も着るものも軽くなってきた5月。
ソワソワと体を動かしながら小此木さんが、なんの前ふりもなくこう言った。

「実は来週から慰安旅行に行くのよ、僕達」

「えっ!慰安旅行?」

私の甲高い声に小此木さんは嬉しそうな顔で頷いた。

「今まではさ、たまに店を閉めるくらいしかなかったけど、
 僕がいなくても店をまかせられる成沢さんがいるからさ、
 みんなで慰安旅行でもしようってことになってね」

最後にやってきた三枝さんにモーニングのトーストをだしたところで
小此木さんはこの話を切り出してきたのだ。

「おかみさんが死んじゃってからマスター一人でがんばってきたじゃない?
 たまに休むくらいでさ、特別な楽しみもしてなかったじゃない。
 だからさ、俺らでマスターを楽しませてやろうって、計画したんだよ」

織田さんが得意そうに胸を張った。
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