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禁煙チュウ
第14章 臨時休業
宮田さんは本当にすぐ帰ってきた。まぁお店まで近いし、と思いながらロフトを下りると、宮田さんは息を切らせて部屋に入って来た。
「買ってきた、プリン」
と買い物袋を差し出して、わたしが受け取ろうとしたらヒョイと避けて腰に腕を回してわたしを抱き寄せた。
「ひゃっ……冷たい」
首筋に当たる頬や髪が冷たい。
「寒かった~外」
押しあたる胸の上下がせわしない。
「息上がってます?」
「うん? んー、早く帰ってきたかったから」
ふっと体を離してわたしを見る宮田さんの目が寒さで潤んでいる。
至近距離でそんなことを言われると照れてしまう。
数時間前までわたし、この人と裸でくっつき合ってたんだな。
なんだか信じられないような気持ちになる。
ほんとに現実だったのかな。
「あとこれ適当に買ってきたんだけど、使う?」
と差し出された袋を受け取ると、中にはシャンプーの小さいセットと歯ブラシ、スキンケアのお泊りセットが入っていた。
あ、こういうのに慣れてるんだな、とちょっと思ってしまう。
「ありがとうございます」
「うん、飯食う?」
「えっと、せっかく買ってきてもらったし先にお風呂、かな」
宮田さんは了解~、と言うとわたしをひょいと持ち上げた。
「ひゃっ」
「一緒に入る?」
わたしを子供みたいに運びながら聞いてくる。
「それは、恥ずかしいです」
宮田さんの首にしがみついているとなんだかおかしくなってクスクス笑った。
「買ってきた、プリン」
と買い物袋を差し出して、わたしが受け取ろうとしたらヒョイと避けて腰に腕を回してわたしを抱き寄せた。
「ひゃっ……冷たい」
首筋に当たる頬や髪が冷たい。
「寒かった~外」
押しあたる胸の上下がせわしない。
「息上がってます?」
「うん? んー、早く帰ってきたかったから」
ふっと体を離してわたしを見る宮田さんの目が寒さで潤んでいる。
至近距離でそんなことを言われると照れてしまう。
数時間前までわたし、この人と裸でくっつき合ってたんだな。
なんだか信じられないような気持ちになる。
ほんとに現実だったのかな。
「あとこれ適当に買ってきたんだけど、使う?」
と差し出された袋を受け取ると、中にはシャンプーの小さいセットと歯ブラシ、スキンケアのお泊りセットが入っていた。
あ、こういうのに慣れてるんだな、とちょっと思ってしまう。
「ありがとうございます」
「うん、飯食う?」
「えっと、せっかく買ってきてもらったし先にお風呂、かな」
宮田さんは了解~、と言うとわたしをひょいと持ち上げた。
「ひゃっ」
「一緒に入る?」
わたしを子供みたいに運びながら聞いてくる。
「それは、恥ずかしいです」
宮田さんの首にしがみついているとなんだかおかしくなってクスクス笑った。