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禁煙チュウ
第15章 ハッピー・エンド(?)
カウンターについてもらって、準備の時間を少しもらった後二人のオーダーをもらう。
「俺はえーとジントニックで」
「あたしジンストレートで、チーズと」
男の立木さんより強くくる感じ、真中さんとは会うの二回目なのにキャラが濃くて笑ってしまう。
「ほら真中ちゃん笑われてるよ、ほどほどにしないと」
「なによ失礼ね、お酒位好きなの飲むわよ」
雰囲気の優しい立木さんと真中さんの無鉄砲なコンビは傍から見ていていい感じに思えた。実際二人は真中さんの誕生日から連日一緒に飲んでいるらしい。
「誕生日祝ってもらったはいいけどなんか飲みたい気持ちが爆発しちゃって。でもささすがに同僚何日も引っ張り回せないし」
「俺は?」
「立木は強いし飲むの好きじゃない」
「俺もそろそろしんどいけどな~」
「じゃあ今日はほどほどにして明日皆連れて来よっか」
「な~んでそうなるんだよ」
「いいじゃん」
ぽんぽんとかわされる会話を聞きながらライムを切る。
奥で石井がチーズの用意をしてくれる。
どうにも気恥ずかしくて、真中さんが何か言いだすまでは石井には奥にいて、と耳打ちしておいた。
酔って忘れてくれたら一番いいけど真中さん強いからな……なんて考えながら手を動かしていると二人は会社の上司の話題で盛り上がり始めた。
それに一杯目を出すところに二組目のお客が来て、石井がカウンターに来ても二人は突っ込まないでいてくれた。
結局二杯、三杯と二人の酒が進んで来た頃に石井におつかいを頼んで、なんとなく二人が目配せしたのが解った。
くるか、と思ったらやっぱりそうで、にたりと笑った真中さんが切り出した。
「……で~? 二人はあのあとどうなったわけ?」
「あ~。やっぱり聞きます?」
「当たり前じゃーん! もう聞きたくて聞きたくてウズウズしてた!」
「俺はえーとジントニックで」
「あたしジンストレートで、チーズと」
男の立木さんより強くくる感じ、真中さんとは会うの二回目なのにキャラが濃くて笑ってしまう。
「ほら真中ちゃん笑われてるよ、ほどほどにしないと」
「なによ失礼ね、お酒位好きなの飲むわよ」
雰囲気の優しい立木さんと真中さんの無鉄砲なコンビは傍から見ていていい感じに思えた。実際二人は真中さんの誕生日から連日一緒に飲んでいるらしい。
「誕生日祝ってもらったはいいけどなんか飲みたい気持ちが爆発しちゃって。でもささすがに同僚何日も引っ張り回せないし」
「俺は?」
「立木は強いし飲むの好きじゃない」
「俺もそろそろしんどいけどな~」
「じゃあ今日はほどほどにして明日皆連れて来よっか」
「な~んでそうなるんだよ」
「いいじゃん」
ぽんぽんとかわされる会話を聞きながらライムを切る。
奥で石井がチーズの用意をしてくれる。
どうにも気恥ずかしくて、真中さんが何か言いだすまでは石井には奥にいて、と耳打ちしておいた。
酔って忘れてくれたら一番いいけど真中さん強いからな……なんて考えながら手を動かしていると二人は会社の上司の話題で盛り上がり始めた。
それに一杯目を出すところに二組目のお客が来て、石井がカウンターに来ても二人は突っ込まないでいてくれた。
結局二杯、三杯と二人の酒が進んで来た頃に石井におつかいを頼んで、なんとなく二人が目配せしたのが解った。
くるか、と思ったらやっぱりそうで、にたりと笑った真中さんが切り出した。
「……で~? 二人はあのあとどうなったわけ?」
「あ~。やっぱり聞きます?」
「当たり前じゃーん! もう聞きたくて聞きたくてウズウズしてた!」