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禁煙チュウ
第15章 ハッピー・エンド(?)
そのうちに店のビルに着いてしまって、俺は気合を入れ直す。
仕事だ、仕事。
多分店空けてもすぐにはお客も来ないだろうから一時間ちょっとは石井と二人きりだけど、だめだ。
仕事場だし石井はまだ初めてしたばっかりなんだから体も辛いかもだし……と、思いつつ店のビルの階段を上る石井のお尻をつい見てしまう俺。
石井って結構着やせするんだなぁ……とか思ってると先を行く石井が「あ、」と声をあげた。
「あ~、きたぁ! 二人揃って出勤じゃん!」と聞き覚えのある声がする。
階段を上りきると店の前には立木さんと真中さんがいた。
真中さんは嬉しそうに俺たちを交互に見ると、
「昨日も来たのに臨時休業ってなってたからさぁ~」と店のドアを指さす。
続けて何か言いそうだった真中さんを立木さんが遮って、
「あ、店今から大丈夫? もうオープンかな」
と聞いてくれる。
「あ、全然OKっす。開けます開けます」
そう答えると立木さんが「ごめんね、オープン時間ちゃんと覚えてなくて」と言って目で謝ってくる。それは言葉通りの意味じゃなくて、俺たちに気を使ってのことだと解る。
「いやいや、ありがたいです。じゃあ……」
とドアを開けて四人で店に入る。
「いらっしゃいませ」
仕事だ、仕事。
多分店空けてもすぐにはお客も来ないだろうから一時間ちょっとは石井と二人きりだけど、だめだ。
仕事場だし石井はまだ初めてしたばっかりなんだから体も辛いかもだし……と、思いつつ店のビルの階段を上る石井のお尻をつい見てしまう俺。
石井って結構着やせするんだなぁ……とか思ってると先を行く石井が「あ、」と声をあげた。
「あ~、きたぁ! 二人揃って出勤じゃん!」と聞き覚えのある声がする。
階段を上りきると店の前には立木さんと真中さんがいた。
真中さんは嬉しそうに俺たちを交互に見ると、
「昨日も来たのに臨時休業ってなってたからさぁ~」と店のドアを指さす。
続けて何か言いそうだった真中さんを立木さんが遮って、
「あ、店今から大丈夫? もうオープンかな」
と聞いてくれる。
「あ、全然OKっす。開けます開けます」
そう答えると立木さんが「ごめんね、オープン時間ちゃんと覚えてなくて」と言って目で謝ってくる。それは言葉通りの意味じゃなくて、俺たちに気を使ってのことだと解る。
「いやいや、ありがたいです。じゃあ……」
とドアを開けて四人で店に入る。
「いらっしゃいませ」