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禁煙チュウ
第7章 お泊り
「とま、泊まるってこと?」
宮田さんの眉が困ったように下がる。こういう顔の大型犬っているよなぁとぼんやり思いながら頷く。
「その、客用の布団とかうち無いんだけども……」
「宮田さんのお布団で大丈夫です」
「……えーと、じゃあ俺はソファで」
「じゃあわたしもソファで」
「ん? いやいやいや」
「はい?」
二人とも黙って見つめ合う。
宮田さんは困惑を顔に張り付けていて、手で顔の下半分を覆って表情を隠している。
「大丈夫、なにもしませんから」
わたしが言うと、ぶはっと宮田さんが噴き出した。
「それ男のセリフだろぉ」
ひとしきり笑ったあと、ちょっとすっきりした顔で
「俺、酔醒ましにシャワー行くから、先寝てる?」
「宮田さんが浴びるならわたしもシャワーしたいです」
「ん?」
「はい?」
「えーと、じゃあ先どうぞ」
「はぁい」
「あ、そこは一緒じゃないんだ……」
「はい?」
「ん? いやいやいや」
クローゼットからタオルと着がえを出してくれる。
「じゃあ俺上片付けとこ」
宮田さんは梯子を上っていく。
片付ける前に見たいな、と梯子に手をかけると、
「きゃー、えっち、来ないで~」
と上から止められてしまった。
宮田さんの眉が困ったように下がる。こういう顔の大型犬っているよなぁとぼんやり思いながら頷く。
「その、客用の布団とかうち無いんだけども……」
「宮田さんのお布団で大丈夫です」
「……えーと、じゃあ俺はソファで」
「じゃあわたしもソファで」
「ん? いやいやいや」
「はい?」
二人とも黙って見つめ合う。
宮田さんは困惑を顔に張り付けていて、手で顔の下半分を覆って表情を隠している。
「大丈夫、なにもしませんから」
わたしが言うと、ぶはっと宮田さんが噴き出した。
「それ男のセリフだろぉ」
ひとしきり笑ったあと、ちょっとすっきりした顔で
「俺、酔醒ましにシャワー行くから、先寝てる?」
「宮田さんが浴びるならわたしもシャワーしたいです」
「ん?」
「はい?」
「えーと、じゃあ先どうぞ」
「はぁい」
「あ、そこは一緒じゃないんだ……」
「はい?」
「ん? いやいやいや」
クローゼットからタオルと着がえを出してくれる。
「じゃあ俺上片付けとこ」
宮田さんは梯子を上っていく。
片付ける前に見たいな、と梯子に手をかけると、
「きゃー、えっち、来ないで~」
と上から止められてしまった。