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禁煙チュウ
第7章 お泊り
ぽん、と頭に宮田さんの手が乗って、その顔がにんまりと笑う。
「なんですか」
「え、いやぁ。石井、チビだな」
「なっ」
「何センチ?」
「……教えません」
「えーなんでよ、俺はギリ180あるよ」
「へーそうですか」
「ね、何センチ」
「ひゃくろくじゅう……無いくらいです」
「へー」
わしわし、と宮田さんの手が頭を撫でる。
「チビちゃんだな」
カカカッと笑って宮田さんがまた座った。
またソファでなく床に。
「普通ですよ」
ぺたん、とわたしも宮田さんの隣に座った。
お、と宮田さんが少し距離を取る。
「何で離れるんですか」
「えー。いやぁ、ねぇ」
ズズズ、とラテを飲みながら言葉を濁す。
じーっと見つめると、観念したように宮田さんが呟いた。
「手ぇだしちゃいそうだから、さ」
出してもいいのに、とは言わない。
だけど……。
「宮田さん、わたし眠いです」
「へ」
「もう四時ですし」
「あぁ、そう、だよな……」
「なんですか」
「え、いやぁ。石井、チビだな」
「なっ」
「何センチ?」
「……教えません」
「えーなんでよ、俺はギリ180あるよ」
「へーそうですか」
「ね、何センチ」
「ひゃくろくじゅう……無いくらいです」
「へー」
わしわし、と宮田さんの手が頭を撫でる。
「チビちゃんだな」
カカカッと笑って宮田さんがまた座った。
またソファでなく床に。
「普通ですよ」
ぺたん、とわたしも宮田さんの隣に座った。
お、と宮田さんが少し距離を取る。
「何で離れるんですか」
「えー。いやぁ、ねぇ」
ズズズ、とラテを飲みながら言葉を濁す。
じーっと見つめると、観念したように宮田さんが呟いた。
「手ぇだしちゃいそうだから、さ」
出してもいいのに、とは言わない。
だけど……。
「宮田さん、わたし眠いです」
「へ」
「もう四時ですし」
「あぁ、そう、だよな……」