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禁煙チュウ
第8章 はじめて その1
キスを重ねるたびに気持ちが膨らんでいくのを、本当は自覚していた。
大胆に迫ったかと思うとまるで無関心みたいにするりと逃げてしまう、のら猫みたいな石井のことを、俺はとっくに好きになっていた。

気持ちをぶつけるように夢中で唇を押し付ける。
擦り付け、吸い、軽く噛む。
合間にちゅ、ちゅ、と濡れた音と、石井と俺の吐息が混じる。

「みやたさ……ん、」
キスの合間に苦しそうに石井が言う。
返事をする余裕もない。
石井が顔を俯けようとするのを手で顔を包んで阻む。
耳を撫でるとくすぐったいのか、身をすくめる。

耳弱いのかな。
俺は石井の色んな反応が見たくて、耳や首筋を撫でまくる。
「ン、ン……」
石井の普段聞かない声が唇の間から洩れて、俺の耳をくすぐる。
目を開けると、頬を上気させた石井が閉じた瞼を震わせながら俺のキスに応えているのが間近に見える。
脳が溶けそう……。

早くも下半身に血が集まってくるのを感じる。
石井のもぞもぞ動く足が時々先をかすめて腰が引ける。
うー。やばい。

腕を下ろし、ゆっくり背中を撫でる。
俺のぶかぶかの服の下で、しなやかな石井の体がむずかるようにうねる。
「んっ……、は、ぁ……」
石井の手が熱い息を吐きながら、軽く俺の胸を押す。
そんなんじゃびくともしないよ。

足の方へ手を伸ばす。捲れた上着の裾に手が届く。
このまま手を下げれば、石井の太ももが……。

そのまま服を上まで捲り上げたい衝動をむちゃくちゃ頑張って押さえる。
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