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第11章 はじめて　その４

舌を絡める。
ぬるぬるといやらしく滑る舌がわたしの気を逸らす。

応えて舌を絡ませにいくと、また少しぐっと入ってくる。
宮田さんのソレはすっごく熱くて、硬い。鉄の棒みたい。
その圧迫感がだんだん奥へ迫ってきて、わたしの肌が粟立った。

欲しい、もっと。奥までこれが欲しい。
ナカが勝手に締まる。うねうねと絡み付くような動きが自分のナカで起こっているのが解る。
宮田さんにも伝わってるだろうか。恥ずかしくなってぎゅっと抱きつく。
宮田さんの癖っ毛が頬をくすぐる。

「宮田さん、もう、大丈夫……」
耳元で言うと、ピクッとナカででアレが跳ねる。
体を起こした宮田さんがわたしの目をのぞき込んで、
「ほんとに？」
と聞いてくる。

こくこくと頷いて見せる。
「もう、わたしも……その」
欲しい、とは恥ずかしくて言えず口ごもる。

宮田さんはくしゃっと苦しそうな顔で笑った。
「俺も、けっこう限界……」
わたしの頬に手を添えて、また熱いキス。

わたしが宮田さんの背中をぎゅっと引き寄せたのを合図に、ズブブ……っと奥へ突き刺された。
「―――……っ！」

声も出なかった。
なだめるように宮田さんの手が肩を撫でる。
「ン、はぁ……っ！」

あそこがジンジン疼く。
ナカが勝手にキュウキュウ締まる。

「っあぁ、キツ……」
と宮田さんの苦しげな声がした。