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禁煙チュウ
第13章 はじめて その6
「いしい……ごめん、大丈夫?」
呼吸がやっとおちつく頃に、宮田さんがわたしの髪を撫でて言った。
「ん……大丈夫、です」
宮田さんの汗をかいた背中を撫でる。
うー、と呻りながら宮田さんが起き上がる。
「痛くなかった?」
わたしの頬を優しく包んで言う。
「最初は、すごく」
きゅう、と宮田さんが切なそうな顔をする。
困った大型犬の顔。
「……あ」
宮田さんは何か思いついたようにわたしの足の間から出ると、布団の横のティッシュを急いで取った。
「ごめん、腹に出しちゃった……」
こしこしとわたしのお腹を擦る。と、
「あっ」
と慌てた声。
「どうしたんですか?」
「赤い……」
みるとティッシュが赤く染まっていた。
きっと宮田さんのについた、わたしの血。
「ほんとだ……」
わたしも起き上がってティッシュを取ると、自分のを拭いてみた。
ぬるぬると滑る。
薄暗い中でも、そこに血が混じっているのが解った。
「うー石井~」
宮田さんが抱きしめてくる。
そのまま横向きに倒れ込む。
呼吸がやっとおちつく頃に、宮田さんがわたしの髪を撫でて言った。
「ん……大丈夫、です」
宮田さんの汗をかいた背中を撫でる。
うー、と呻りながら宮田さんが起き上がる。
「痛くなかった?」
わたしの頬を優しく包んで言う。
「最初は、すごく」
きゅう、と宮田さんが切なそうな顔をする。
困った大型犬の顔。
「……あ」
宮田さんは何か思いついたようにわたしの足の間から出ると、布団の横のティッシュを急いで取った。
「ごめん、腹に出しちゃった……」
こしこしとわたしのお腹を擦る。と、
「あっ」
と慌てた声。
「どうしたんですか?」
「赤い……」
みるとティッシュが赤く染まっていた。
きっと宮田さんのについた、わたしの血。
「ほんとだ……」
わたしも起き上がってティッシュを取ると、自分のを拭いてみた。
ぬるぬると滑る。
薄暗い中でも、そこに血が混じっているのが解った。
「うー石井~」
宮田さんが抱きしめてくる。
そのまま横向きに倒れ込む。