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同棲中の彼とのセックスレスを解消したい!
第3章 罪悪感
迸る白い滴を喉の奥に受ける。
わたしはそれを一滴もこぼさぬように気をつけながら、少しずつ飲み込んでいった。
こうしてすっかり飲んでしまうたびに彼はお礼を言う。そんな必要はないのに──と、思いながら微笑んで首を横に振る。
少しでも彼が気持ちよくなり、そして満足できるのならばそれでよかった。
ただ……、くちですることはできても、身体と身体で繋がり合うことができない。
それがつらくて仕方がなかった。
どうしてうまくいかないんだろう。やっと気持ちが彼と繋がることを求めるほうへ向いてきたというのに。
どうして? どうして?
答えのない問いが胸の中に広がる。
わたしの身体はいつの間にか、彼の一部を受け入れるときにしなることを忘れてしまったようだ。どうしたらその感覚を思い出すことができるのかしら。
気持ちばかりが焦り、思わずグッと強く下唇を噛みしめる。
戸惑いと焦燥感がのどの奥に留まり、息苦しさを感じた。彼がどんな言葉を並べて気持ちを伝えてくれても、罪悪感は決して消えることがなかった。
わたしはそれを一滴もこぼさぬように気をつけながら、少しずつ飲み込んでいった。
こうしてすっかり飲んでしまうたびに彼はお礼を言う。そんな必要はないのに──と、思いながら微笑んで首を横に振る。
少しでも彼が気持ちよくなり、そして満足できるのならばそれでよかった。
ただ……、くちですることはできても、身体と身体で繋がり合うことができない。
それがつらくて仕方がなかった。
どうしてうまくいかないんだろう。やっと気持ちが彼と繋がることを求めるほうへ向いてきたというのに。
どうして? どうして?
答えのない問いが胸の中に広がる。
わたしの身体はいつの間にか、彼の一部を受け入れるときにしなることを忘れてしまったようだ。どうしたらその感覚を思い出すことができるのかしら。
気持ちばかりが焦り、思わずグッと強く下唇を噛みしめる。
戸惑いと焦燥感がのどの奥に留まり、息苦しさを感じた。彼がどんな言葉を並べて気持ちを伝えてくれても、罪悪感は決して消えることがなかった。