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極上年下彼氏
第19章 香りの記憶
「あっ…」
「なに?」
突然の東君の声に驚いた。
「これは?」
東君が指差したそれは、
挟む筈の資料が一部入れ忘れていたものだった。
「わっごめんなさい、気がつかなかった」
私の確認ミスだった。
半分以上閉じてしまって仕上がっていたのに、
やり直さなければならない…
「仕方がない…篠崎さん全部外そう」
「ごめんなさい…」
「いや、僕が早く気づけば良かったのに、申し訳ない」
これでは相当時間がかかる。
私は理人に先に帰るようメールした。