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極上年下彼氏
第19章 香りの記憶
作業も終盤を迎え後は片付けだけだった。


「篠崎さん、後は僕がやっておくから先に帰りなよ」


「えっ、いいよ。最後までやるよ」


「長い事待っている彼があまりにも可哀想だ」


えっ?


私は窓から外を見た。


理人の姿が校門で見えた。


「あ…帰ってるかと思ったのに」


「僕と二人きりなのに、先に帰るわけがないだろう」


「早く行ってあげなよ」


「東君、ありがとう」


東君を一人残し、私は急いで鞄を持ち、理人の元へ走った。
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