この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋はいつでも平行線【完結】
第25章 *二十五*
 しばらくの間、青はわたしのナカを元の形の水の状態で堪能していたようだけど、わたしは気持ちがいいのだけど、どうすればいいのか分からなくて、涙があふれて来た。
 青はそのことにすぐに気がついてくれて、わたしの顔を見て、ものすごく申し訳なさそうな表情を浮かべていた。

「柚希、ごめん。ナカが気持ち良すぎて、自制が効かなかった」
「……うん」
「泣かないで。……柚希の涙も甘いから俺は嬉しいけど、でも、悲しんで欲しいわけじゃないから」
「…………うん」

 青はわたしの涙を舐め取ると、ようやく落ち着きを取り戻したのか、ナカの感覚が青のあの剛直に戻っているのが分かった。

「タガが外れた。ほんと、ごめん」

 そう言って、青はわたしの気持ちが落ち着くまでそのままで……ええ、一度、抜くでもなく、そのままで待っていた。

「ね、あの……一度、抜かない?」
「やだ。柚希のナカがいい」

 いやそこ、一度、抜くものじゃないの? と思わないでもないけど、しょうがない……のかも、しれない。

 わたしが落ち着いた頃を見計らって、青はゆっくりと腰を動かし始めた。

「ぁ……」
「泣かせるより、啼かしたい」
「なっ、なにをっ」
「柚希のこと、愛してるよ」

 青の甘ったるい声に、だけどやっぱりわたしは応えられない。
 青のことは好き。
 だけど、素直に好きと言えないのは、言葉を口にしようとすると、どうしてか臣哉がちらつくからだ。

「柚希は俺に想いを返さなくても大丈夫だから。好きだって思っていてくれているのが分かるだけで、すごく嬉しい」
/187ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ