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プールサイドの恋人
第3章 佐伯 良哉
「屋島さん、お疲れ様でした。

今度はいつ来るんですか?」

佐伯はジャージ姿になっていた。

へぇー水泳帽脱いだらウルフカットで

髪は明るめなブラウン。

うーん、男前だがちょっとチャラ男にも見える。

「来週水曜日です。」

陽菜は答える。

「楽しみにしてますね。ではまた。」

佐伯はプールへ向かった。


格好いい男性に言われるのは気分がいい。

イケメンコーチが多いから

ここでレッスンを長く続ける人が多いって

ネットでも書いてた。

あぁ…これで皆やられていくのね…。

陽菜は考える。

佐伯の笑った顔に出る少し八重歯。

どこかで見た気がするなぁ。

気のせいかな?八重歯は何人もいるし。

自宅へ帰るのだった。
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