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プールサイドの恋人
第3章 佐伯 良哉
「屋島さん♪また相手してね!今回も楽しかった。」

「その声、八重歯…あなたもしかして よし君?」

「ピンポーンッ、正解!」

「はぁ何考えて…!」

人の声が近づく。

話したいのは山々だがここは男性シャワー室。

陽菜はシャワー室が無人になると急いで出ていった。

辛うじて入り口で男性と鉢合わせしなかった。

心拍数が上がって仕方ないわ。
 
まさかあの時のカーセックスの男と

再開するなんて

最悪だと陽菜は思った。

若気の至りといえど2度もエッチするなんて。

後に発覚したことがある。

佐伯と紗綾が付き合っていたのだ。

どうやら佐伯は

紗綾との関係が冷めてる時に私に手を出してきたのだ。

陽菜がレッスン終えて帰る時に

受付嬢2人が盛り上がっている。

「佐伯さんと別れなくてよかったねー!」

「そうなのー!私に冷めたのかと思ったわ…

巨乳好きだと言ってたのにねー。

最近言わなくったの。」

良かったですね、紗綾さん。

私が佐伯さんの相手したからじゃないの?

利用された事に陽菜は腹を立てていた。


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