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プールサイドの恋人
第7章 ドライブ
「陽菜さん…」
「ん?…」
「付き合ってください。」
「私は年上だよ?離れてる。
きっと今は2人きりだから私の事よく見えるだけよ。」
「そんな事ない。
でも僕はやっぱり貴方が忘れられない。」
馨があんまり真っ直ぐ陽菜を見つめるので
陽菜は顔を逸らす。
陽菜の視界を遮るように馨は立ちはだかる。
馨は陽菜を抱き締めてキスしようと顔を近づける。
馨の長いまつ毛、薄いくちびるからの吐息までもが
陽菜の頬にあたる…
今キスすれば一気に私は幸せで馨君に落ちるだろう。
ずっとこんなシチュエーションに憧れてた。
でも知り合う場所が悪かった。
付き合えても後に淫乱女だとバレる。
そう思うととても怖くなった。
「やめて。」
陽菜は馨の腕を振り払う。
イルミネーションに遠くで光って見えた。
前は別にバレてもいいかと軽く思ってたのに。
今はツラい。
「陽菜さん?」
「…。」
「何で今日来てくれたの?」
「気晴らし。出かけられるなら誰とでもよかったの。」
「そうですか。」
これでいいんだ。
始まりがなければ、自分が傷つく事もない。
陽菜は遠くで揺れる
クリスマスローズをただただ眺めていた。
「ん?…」
「付き合ってください。」
「私は年上だよ?離れてる。
きっと今は2人きりだから私の事よく見えるだけよ。」
「そんな事ない。
でも僕はやっぱり貴方が忘れられない。」
馨があんまり真っ直ぐ陽菜を見つめるので
陽菜は顔を逸らす。
陽菜の視界を遮るように馨は立ちはだかる。
馨は陽菜を抱き締めてキスしようと顔を近づける。
馨の長いまつ毛、薄いくちびるからの吐息までもが
陽菜の頬にあたる…
今キスすれば一気に私は幸せで馨君に落ちるだろう。
ずっとこんなシチュエーションに憧れてた。
でも知り合う場所が悪かった。
付き合えても後に淫乱女だとバレる。
そう思うととても怖くなった。
「やめて。」
陽菜は馨の腕を振り払う。
イルミネーションに遠くで光って見えた。
前は別にバレてもいいかと軽く思ってたのに。
今はツラい。
「陽菜さん?」
「…。」
「何で今日来てくれたの?」
「気晴らし。出かけられるなら誰とでもよかったの。」
「そうですか。」
これでいいんだ。
始まりがなければ、自分が傷つく事もない。
陽菜は遠くで揺れる
クリスマスローズをただただ眺めていた。