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第1章 富永鞠

先ずは……


初めは、どうしてこんな事になったか‥ですよね？？



私の名前は富永鞠


ごく平凡の家庭に産まれ育った普通人。


特別綺麗とか頭が良いとかも無く、俗に言う十人並みタイプまっしぐら。


言っていて情けないものもアリますが、事実なんだから仕方ない…
その辺は子供の内に諦めましたよ、えぇ本当に………





きっかけは偶然か仕組まれたのか、今となってはどっちでも良い話ですが……


私は、定時制課程に入学


定時制って、仕事している生徒の方が優遇される、だから私も高１で数少ない１６才から使ってくれる、工場のパートとして働き出した。


１６、１７の途中までは何も無かったと思う…


だけど、私がそう思っていただけで、アイツは既に居た、そして私の事を見ていた‥知らなかったのは私の方、この頃に既にターゲットになってたなんて、気付いてもいなかった。



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