この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
セックスレス・快感と安息を求めて-
第1章 富永鞠
仕事をしていれば、仲良く話すパートさんも出来る‥勿論全員が私より年上、それは仕方ない。
その中でも、帰る方向が同じな人って、妙に仲良くなったりする。
その女性パートさんもその1人で、面白い事に名前も私と同じ"鞠"
私から見れば、かなり年上の独身女性…
直ぐ仲良くなり、仕事面でも面倒を見てくれた。
これが間違いの始まり。
その、もう1人の鞠さんは、基本的にバス通勤…
でも、時々違う時がある。
誰かの車に乗せて来て貰ってる、それも会社とは全然関係無い人。
良く見掛けるから、車は知ってる、朝早い内に鞠さんを降ろして帰る、これが普通。
だけど、その日は違った。
私は、バス時間の都合もあって、鞠さんに負けず劣らず会社に着くのは早い方。
今日も何時も通りにバスから降りて、片道10分掛かる会社までの道を歩く。
何にもない、ただの幹線道路…
仕事し出して2年目になると、あまりそういう事は気にならなくなる‥らしい。
ただボーっと歩いている私の側に、見覚えがある車が1台止まった。
(・・確か鞠さんの……)
何時も見ているから、車は分かる…
だけど、中の車を運転している男の人とは、話した事は無かった。
「少し雨も降ってるし、会社まで乗せてくよ?」
「あ‥え……
迷惑に‥なりますから………」
「車なら直ぐそこだから大丈夫」
「は‥はぁ……」
多少強引かな?
とは思ったけど、私だって雨に濡れるのは嫌だ。
そう思って、その男の人の車に‥ワゴン車の後ろに乗った。
・