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セックスレス・快感と安息を求めて-
第5章 自分勝手な男・沢山拓
「・・沢山‥どうだ?」
「今までの中では一番マトモかな??」
相も変わらずオヤジは感想を聞いて来る…
それに毎回答える私、変な図式。
確かにマトモ…
セックスという観念だけなら……
でも、心は全く付いて来ない、そろそろ愛恋に疎くなりそうなくらいに。
だから、それを誤魔化す為にお酒に走る、ビール1ケースを1日で飲みきり、オヤジに呆れられた事も‥オヤジに対する意趣返しとも言うが…
だが、向こうも歳を食ってる分、何枚も上手…
次の日には、知らぬ顔して冷蔵庫にビールが1ケース分補充してあった。
流石に2日連続1ケースなんて無理、根負けしたのは私の方‥全く勝てやしねぇ。
毎回こんなプチバトル、そして9割方負けるのは私‥ストレス溜まるよぉー!
そんな時に追い討ちがあった。
オヤジが仕事で居ない時間、なんと沢山さんが1人で家に来た。
「何か用ですか?」
「用って、ヤるに決まってるだろ!」
「は??」
玄関先で話していたのに、無理やり腕を取られ、奥の部屋のベッドに……
「おら、しゃぶれよ!」
「・・・・・」
何‥コイツ……
オヤジが居ないと豹変する訳!?
「しゃぶれって言ってんだよ!!」
「んっ!!」
無理やり起ってもいない肉棒を私の口の中へ!
「ちゃんと舌使えや!」
「んん…ちゅっぱちゅ……」
今此処にオヤジは居ない、そしてどんなに頑張っても、私では男の力には適わない。
今のところ大人しく言う事を聞くしか道は‥無い…
滅茶苦茶腹は立つが………
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