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セックスレス・快感と安息を求めて-
第6章 閑話・あの時の秘密
さして何も無い夕方…
何時も通り夕食を食べてから、恒例のビール。
今日はオヤジも居て、2人仲良くソファーに座り、ゴールデン番組を鑑賞中。
「そう言えばさー
ビールって、どんだけ振ったら泡止まらないくらいに出るの??」
「は??」
私の一言‥オヤジは良く分かって無いよう……
「ほら、今このビール車で買って来たじゃん?
なのに全然泡は吹かない」
「ああ……」
「でも前にさ、鞠さんの所でビール開けたら泡止まらなかった事があったでしょう」
そう、オヤジとこんな関係になったキッカケの日のビール・・・
「・・・あれか・・・」
「???」
何故かオヤジは渋い顔、どして??
「あれなあー」
渋々という顔で、ポケットの中の財布を取り出し、財布の中から1錠の薬をコタツのテーブルの上に置いた。
「??
薬??」
なんで薬が??
「あれな…
ビールを開けた時に、これを入れたんだ」
「・・・・・はぁ!?」
「眠剤・・・」
「マジ!?」
ビールの中に眠剤!?
「いやぁ…
あんなに泡が吹くとは思わず焦った焦った」
「・・・・・」
開いた口が塞がらない…
つか、酒に眠剤ってヤバいっしょ!!
「どうやったら収まるか‥いや、あの時は吃驚した」
「いや‥問題はそこじゃなく・・・」
じゃ、あの時考えるような顔だったのは、焦っていただけ!?
で、それを知らずに私と鞠さんは飲んだ‥と……
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