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セックスレス・快感と安息を求めて-
第6章 閑話・あの時の秘密



じゃぁ、酒豪の鞠さんが、ああまで酔ったのも、私が異常なまでに眠気を感じたのも、全てビールの中に入っていた眠剤が原因。



「あのさ・・・」

「あ?」

「やって良い事と悪い事ってね??」


結局あの日私は朝一度目覚めたが、眠気が酷く夕方まで起きる事が出来なかった。


眠剤なんて一度も使用した事なんて無かったし、アルコールと合間って余計に効いたんだろう。


一歩間違えは犯罪だぞこれは!!



「別に1回きりだし、何も無かったんだから良いじゃないか」

「何も・・・
つか、二度と眠剤使うな!!」


まがり間違ったら病院行き…
それもアルコール抜く点滴に、泣く程辛い胃洗浄が待っていた筈。


ただ眠たいだけで済んで良かったよ…
鞠さんに関して言えば、次の日普通だったとか……
鞠さんの年齢からして、眠剤耐性があったんじゃないかな??



「ともかく、これは没収!!」

「おぃ!
最後の1錠!?」

「危なくて持たせられるかっ!」


しっかりテーブルの上の眠剤は私が没収…
そしてオヤジが仕事中にゴミ箱の中にポィ。


この1件のお陰で私は眠剤恐怖症に…
幾ら不眠が続いても、医者から進められても、未だに眠剤は拒否し続けている。


一度恐怖感を持ったら駄目ですね…
幾ら安全と言われても、眠剤系と聞いただけで拒否反応バリバリ。


もう、眠剤に頼るくらいなら、眠れなければ眠くなるまで起きている!


そんな習慣が出来た出来事。


勿論、疎遠になったからっても、鞠さんにはこの話は秘密にしています。


言えないよ・・・・・



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