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第14章 旅人算の答え合わせ

そっと髪をなでられ、目の前で見つめられていることに気づく。
今までで一番近い距離。
昨夜は、兄が浴衣を着たままだったため直接触れ合うのは初めての感覚。
触れ合う肌の気持ちよさ、目の前で私を見つめている兄。

興奮と触れている肌の感触だけで、体は甘くうずいてしまっている。

「俺から離れることは許さない」

耳元でささやかれる、初めての甘い言葉は一気に快感となって体中を駆け巡る。
言葉だけでこんなにも気持ちよくさせられるのか。

私の全身が兄が触れるのを切望している。
唇が重ねられると、私の体はそれじゃ足りないと舌を差し出す。

「んっ・・・ぁ・・・んぅ・・・」

献上された舌が兄の舌にゆっくりとからめとられる。
私の舌を味わい尽くしたあと、さらに奥に差し込まれ刺激される。

「んんっ・・・ぁん・・・ぁ・・・」

ぐいっと、太ももにあたる固い感触に気づいてしまう。
すぐにその正体がわかり、動揺に足をずらしてしまう。

そんな私の様子に気付いた兄は、わざとそれを擦り付けるような動きをしてくる。
その状況に興奮は増し、体がさらに敏感になっていく。

触れていないところを残さないように、兄の手が体を撫でる。
腕に触れられただけで声が零れる。

そして、胸の先をゆっくり揉まれる。

「んぁっ・・・ああ・・・」

そんな私の反応を、目を細め満足げに見つめると刺激し続ける手を止めることなく反対側の胸の先を吸い上げる。

「はぁあんっ・・・んぁ・・・」

すでに身体はさらなる強い刺激を求め始めている。
両胸を弄られながら、下着の上からすでに暴かれた肉芽を撫でられる。

「ぅん・・・ぁああ・・・」

一度直接触れられた時の感触知ってしまっているので、もどかしい。
直接触れてもらいたい、胸の先を味わっている兄をみて目で訴える。

スルリと下着が脱がされ、手が移動していく。
直接いじってもらえる期待に身体をふるわせる。

「んぁぁあああつ・・・・んぁ・・・・・」

期待していた肉芽への刺激ではなく、指が突き立てられる。
予想していなかった刺激に嬌声が部屋に響く。

「もっと声聞かせて」

あまりの快感と、兄の口から紡がれる甘い言葉に身体が限界に近いことを訴えてくる。
気持ち良すぎて・・・苦しい