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難問 -兄妹の領域境界-
第18章 2次関数のグラフ
「で、大丈夫か?」
「え・・・?」
繰り返された質問。私の様子が変だと思って聞いて来たと思ってたのだけれど。
「鎮痛剤も必要か?」
「あっ・・・」
そういうことか。私は今朝生理になった。
もちろん病院に行ったときに問診票に書いているのを見ているわけで・・・。
普段お腹が痛くなってつらい思いをしているのを見ているから「大丈夫か?」だったのか。
同時に手元のココアにも納得がいく。
薬のタイミングも・・・。
「今は大丈夫、夕飯の後に念のため飲むから」
「無理するなよ」
ちょっと冷めてしまったココアを飲みながら、そういえば買ってもらった服をハンガーにかけないとしわになってしまうことを思い出す。
「買ってもらった服かけちゃうね」
立ち上がって、紙袋をあける。
「ちょ・・・なにこれ!」
紙袋の中に、試着した以外の服がいくつも入っている。
知らん顔をしてコーヒーを飲む兄を見る。
「いつの間にこんなに買ったの!?」
「さぁ」
服をハンガーにかける。
これ絶対組み合わせたらかわいい・・・とセンスの良さが憎らしい。
二次関数の放物線のように急激に変化していく関係。
この放物線は、増えていく絶対値に対してプラスをの値を表す定数が定義されているのかもしれない。
Fin
「え・・・?」
繰り返された質問。私の様子が変だと思って聞いて来たと思ってたのだけれど。
「鎮痛剤も必要か?」
「あっ・・・」
そういうことか。私は今朝生理になった。
もちろん病院に行ったときに問診票に書いているのを見ているわけで・・・。
普段お腹が痛くなってつらい思いをしているのを見ているから「大丈夫か?」だったのか。
同時に手元のココアにも納得がいく。
薬のタイミングも・・・。
「今は大丈夫、夕飯の後に念のため飲むから」
「無理するなよ」
ちょっと冷めてしまったココアを飲みながら、そういえば買ってもらった服をハンガーにかけないとしわになってしまうことを思い出す。
「買ってもらった服かけちゃうね」
立ち上がって、紙袋をあける。
「ちょ・・・なにこれ!」
紙袋の中に、試着した以外の服がいくつも入っている。
知らん顔をしてコーヒーを飲む兄を見る。
「いつの間にこんなに買ったの!?」
「さぁ」
服をハンガーにかける。
これ絶対組み合わせたらかわいい・・・とセンスの良さが憎らしい。
二次関数の放物線のように急激に変化していく関係。
この放物線は、増えていく絶対値に対してプラスをの値を表す定数が定義されているのかもしれない。
Fin