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難問 -兄妹の領域境界-
第14章 旅人算の答え合わせ
(あ・・・そっか、旅行に来てるんだっけ)
未由は、ボーとしながら今の状況を思い出す。
昨日は動物と戯れて、おいし会席料理を食べてた。
部屋からの景色がすごくきれいで・・・。
「・・・・っ」
すべてを思い出す。
改めて現状を確認する。
浴衣はしっかり着てる。下着も多分。
隣のベッドでは、兄がまだ寝ている。
(え・・・夢・・・?どこまでが・・・えっ・・・えっ?)
冷静に思い出そう。
かすかに感じる、下半身の違和感。
すべて記憶にあることは、夢ではない。
日常の中で行われていた触れ合いは、自分の感情を見ない振りすることができた。
でも昨日は、普段ではありえない状況に朝から浮かれ、浮足立っていた。
そんな状況で、いつものように触れられ・・・、いや違う。
兄もいつもと何か違った。
そして私は、兄が好きだ、愛しい、欲しいと心の中で言葉にし、欲情した。
兄という存在への感情ではない、男として兄を求めていたことを認めた。
今思えば、薄々わかっていたのだと思う。
改めてそのことを想い、隣で寝ている兄を見て胸が熱くなる。
そして、いつにないくらい兄を求めた私に対して兄は私に問うた。
「わかっているのか」、と。
自分の気持ちに向き合った時点で答えは決まっていた。
どれだけ長い間兄を想っていたか、勘違いにするにはあまりにも長すぎる。
そしてもちろん、その想いが許されないものであることも。
兄の問いに対し、迷うことなく頷きそして・・・
(・・・っ)
思い出し、下半身が疼く。
兄の手によって、今まで知らなかった快楽を引き出された。
いつも優しく触れる指、その優しさがもどかしさとなった。
触れるだけのキスでさえ、全身に痺れるような快感が走ることも。
子供のころ以来見せたことのない裸体を兄の前に晒した時の羞恥の中に潜む兄が見ているということに対する悦びの感情。
兄の指によって暴かれていく私の感じる場所。
私の中へ差し入れられる指、その指で身体中の感覚を兄によって支配された。
そして、知識としてしか知らなかった意識を失うほどの絶頂をへ導かれた。
ゆっくり、兄に与えられた感覚を反芻する。
下半身の疼きが強くなり、濡れ始めていることに気づく。
未由は、ボーとしながら今の状況を思い出す。
昨日は動物と戯れて、おいし会席料理を食べてた。
部屋からの景色がすごくきれいで・・・。
「・・・・っ」
すべてを思い出す。
改めて現状を確認する。
浴衣はしっかり着てる。下着も多分。
隣のベッドでは、兄がまだ寝ている。
(え・・・夢・・・?どこまでが・・・えっ・・・えっ?)
冷静に思い出そう。
かすかに感じる、下半身の違和感。
すべて記憶にあることは、夢ではない。
日常の中で行われていた触れ合いは、自分の感情を見ない振りすることができた。
でも昨日は、普段ではありえない状況に朝から浮かれ、浮足立っていた。
そんな状況で、いつものように触れられ・・・、いや違う。
兄もいつもと何か違った。
そして私は、兄が好きだ、愛しい、欲しいと心の中で言葉にし、欲情した。
兄という存在への感情ではない、男として兄を求めていたことを認めた。
今思えば、薄々わかっていたのだと思う。
改めてそのことを想い、隣で寝ている兄を見て胸が熱くなる。
そして、いつにないくらい兄を求めた私に対して兄は私に問うた。
「わかっているのか」、と。
自分の気持ちに向き合った時点で答えは決まっていた。
どれだけ長い間兄を想っていたか、勘違いにするにはあまりにも長すぎる。
そしてもちろん、その想いが許されないものであることも。
兄の問いに対し、迷うことなく頷きそして・・・
(・・・っ)
思い出し、下半身が疼く。
兄の手によって、今まで知らなかった快楽を引き出された。
いつも優しく触れる指、その優しさがもどかしさとなった。
触れるだけのキスでさえ、全身に痺れるような快感が走ることも。
子供のころ以来見せたことのない裸体を兄の前に晒した時の羞恥の中に潜む兄が見ているということに対する悦びの感情。
兄の指によって暴かれていく私の感じる場所。
私の中へ差し入れられる指、その指で身体中の感覚を兄によって支配された。
そして、知識としてしか知らなかった意識を失うほどの絶頂をへ導かれた。
ゆっくり、兄に与えられた感覚を反芻する。
下半身の疼きが強くなり、濡れ始めていることに気づく。