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第4章 花凜、試着室に入る

　俊次は横を向いたままだったが、僅かにもじもじと身体を動かしていて、花凜の脱衣を意識していることをうかがわせる様子だ。




　ブラもショーツも脱ぎ去って生まれたままの姿になった花凜は、わざと時間をかけてビキニのトップスを着けていく。

　下半身は丸裸で、薄めの陰毛やすらりと伸びた足が俊次のすぐそばにあった。

　好きな人のそばで裸になっているだけで、花凜は濡れ始めるのを感じていた。




　試着品を愛液で汚しては大変なので、さりげなく手で拭ってから、ボトムスも着けていく。

　サイドにある紐をしっかり結び、やっと1着目のビキニの試着が完了した。