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immorality ~哀戦士編~
第4章 妻の背徳行為 ~驚天動地~
...
カウンターに座った涼子は、体の異変に気付く
これまで飲んだ酒が、全身にまわってくる感覚
”これ以上飲んだらまずいわ”
早く帰らなければと思う涼子
そんな涼子の思いをよそに、二人に酒を差し出すマスター
涼子の前には、先程と同じオレンジ色の酒が置かれた。
...
小木曽がグラスを持ち、涼子の顔を見つめる
「奥さん、おめでとうございます。乾杯しましょう」
「はっはい...」
涼子は躊躇しながらも、グラスを持った
「かんぱーい」
♪カツッ
小木曽の音頭で、グラスを軽く当てる二人
すぐに小木曽は、のどを鳴らしながら飲み始めた
涼子もグラスを口に当て、一口だけ飲む
”やだ、さっきより強いじゃない”
アルコールを強く感じた涼子は、すぐにグラスを口から離した。
...
一方の小木曽は、一気に飲み干していた
「あれっ!奥さん、全然減ってないじゃないですか?」
「ちょっと、アルコールが強すぎて...」
「まあ、ゆっくり飲んで下さい。飲み終わったら、お開きとしましょう」
「あぁ、はい...」
飲みきらねば帰れない空気に、涼子は大きく息を吐いた
「ふぅぅぅ…」
そして、グラスを口につける
”あぁ、やっぱりキツイわ”
1/3ほど飲み、グラスを置く涼子
しかし、早く帰らなければという思いで、チビチビ飲み始める
そんな涼子を見つめる、小木曽とマスター
二人は顔を見合わせ、いやらしい笑みを浮かべていた。
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