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エレベーターの中で
第1章 1

「えっ?やだ、嘘?停電?」
「ちょっと、待ってよ。確か、この辺に…」
プチッ…プチッ…プチッ…
「あれ?非常用なのに、反応しねぇ。」
「あっ!携帯!!」
で、自分の見たら、充電切れてた…
「俺のも、充電切れてる!」
「はぁぁぁぁっ!!」
深い溜め息をついた。
「まいったなぁー。」
「よいしょっと。きみも、座れば?立ってると、疲れるし。」
「はぁっ。」
で、私も座り始めた。
「外、全く見えてないから、たぶん、フロアとフロアの間なんだろうね。」
「はい。」
「普通、ここまで大きいと、蓄電システムがあるはずなんだけどね。」
「はい。聞いたこと、あります。」
「早く復旧するといいけど。」
「はい。」
「クスッ。怖い?」
「怖いです。」
ギユッ…
不意に、肩を引き寄せられて、くっついた。
「ちょっと、待ってよ。確か、この辺に…」
プチッ…プチッ…プチッ…
「あれ?非常用なのに、反応しねぇ。」
「あっ!携帯!!」
で、自分の見たら、充電切れてた…
「俺のも、充電切れてる!」
「はぁぁぁぁっ!!」
深い溜め息をついた。
「まいったなぁー。」
「よいしょっと。きみも、座れば?立ってると、疲れるし。」
「はぁっ。」
で、私も座り始めた。
「外、全く見えてないから、たぶん、フロアとフロアの間なんだろうね。」
「はい。」
「普通、ここまで大きいと、蓄電システムがあるはずなんだけどね。」
「はい。聞いたこと、あります。」
「早く復旧するといいけど。」
「はい。」
「クスッ。怖い?」
「怖いです。」
ギユッ…
不意に、肩を引き寄せられて、くっついた。

