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夏の夜の終わりに。。。
第13章 10年後
「この笑顔の人、誰?」

珍しく愁が、壁に貼られてる写真を見ながら、言った。

「よいしょっ!心結、重くなったねぇ。」

私は、娘の心結を抱いて、愁の傍に寄った。

「それ?パパだよぉ。この頃は、カッコ良かったんだよ!」
「へぇっ!!俺は、このパパってのと、似てる訳か。」

愁は、笑うと拓斗そっくりの笑顔になる。

「あー!」

心結も、その壁に貼られた写真を指差した。

その頃の拓斗。

ガチャッ…

「ただい…ま?あれ?」

¨誰も出てこない?リビング灯りついてるよな?¨
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