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夏の夜の終わりに。。。
第18章 2度目の悲劇
「ふっ。こんなんじゃ、人は、殺せねぇよ、坊や。」

俺は、抜き取った果物ナイフの柄の部分を綺麗に吹いて、ゴミ箱に捨てた。

「ごめんな。俺は、ダメな人間だ。さよなら。幸せになれよ。」

そう言い残して、この家を出た。ただ、真っ直ぐ真っ直ぐ、何かにとりつかれたかのように、ひたすらに真っ直ぐ…

プワップワーッ…

キキィーーーッ!!

ダァーーーンッ!!

「おーい、人が跳ねられた!」
「おい、救急車!!」
「ありがとう。さよ…なら…」
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