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夏の夜の終わりに。。。
第20章 記憶障害
「嫁だ!」
「嫁?あぁ、奥さんの事ですね。」
「穂香?今度、うちにこい。外出許可が取れれば、の話だけどな。」
「はい。私が一体誰なのか、そこに行けばわかりますか?」
「確信は、ないけど。嫌だろ?自分が、何者なのか、わからないってのは。」
「はい。ちゃんと思い出したいです。」

¨穂香をこんな風にしたアイツは、もうこの世にいないが。全てを思い出した時、穂香は耐えられるか?¨

「来てくれると、愁が、喜ぶ。」
「あなたは…」
「ん?」
「あなたは、喜んでくれないのですか?」

¨どうゆう意味だ?¨
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