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夏の夜の終わりに。。。
第20章 記憶障害
自販機で、飲み物を買って、エレベーターで、屋上へ行き、ベンチに座った。

「気持ちいいだろ?風が、吹いてて。」
「はい。いい気持ちですね。」

風で穂香の髪がなびく。柔らかくて、細い。俺は、寝る時、いつも穂香の髪を触ってた。

「いい眺めだ。」

屋上からの街の眺めは、時間が止まったように感じる。

「穂香?」
「はい。」
「お前は、志田穂香。」
「はい。」
「愁のママであり、俺の…」

¨迷う。ストレートに言うとややこしくなるな。¨
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