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夏の夜の終わりに。。。
第21章 穂香の誘い
「とりあえず、入ってから、話そ。」

で、パジャマを着てもらって、ベッドに入った。

「なんでまた?」
「怒ってます?」
「いや。なんか急に振られて、焦った。」

いつものように、穂香に腕枕をして、いつものように話す。

「まだ、お前の記憶が戻ってないから、さ。今、仮にお前を抱いても、穂香であって、穂香でないから。ちゃんと、記憶が戻ってから、抱く。」
「じゃ、嫌いになった訳ではないんですか?」
「好きだよ。だから、今は、キスだけ…」

チュッ…

¨記憶、戻ってくれよ。俺よりも、愁がこれから寂しい思いをすることになるから。¨

「なんか、懐かしい。」
「そうか?じゃ、おやすみ。明日、どっか遊びにいこうな。」
「はい。」

穂香は、安心したのか、直ぐに眠りについた。

「同じだな。」

穂香は、かなり寝付きがいい。睡魔には勝てず、朝になった。
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