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夏の夜の終わりに。。。
第23章 卵のひび
(愁)「しーっだよ。パパ。」

病院に、電話して、自宅にいたことと、外泊許可をお願いしといた。

「ったく。愁?熱は?」
「ママが、これ貼ってね、お薬飲んだの。」
「そっか。よいしょっ。」

愁を抱き上げ、リビングへ。

「熱は、下がったな。ママは、いつから?」
「目が覚めたらいた。」
「ふぅん。お腹空いたか?」
「ママが、お粥してくれて、食べてくれた。」
「食べさせてくれたんだな。」

¨穂香は、愁でも、俺の時でも、風邪をひいた時は、食べさせてくれてた。¨

「ママ、なんか言ってた?」
「んー?大丈夫?って。あと…愁、逃げてって。なんでかなぁ?」

¨逃げて?思い出したのか?¨
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