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夏の夜の終わりに。。。
第4章 最悪の事態
「お静かに願います。まだ、他の患者さんもいるので。」

コツンコツン…

「あの、少しお話宜しいですか?」

不意に、声を掛けられ、振り向くとスーッ姿の男性。

「あの、あなたは?」
「あっ、さぬき市中央署刑事課の本田です。」

廊下に出て、話した。って言うか、聞かされた。

「えっと、貴方が、志田拓斗さん?志田穂香さんの、お兄さん?」
「えっ?はい。そうですが…」

言う前に言われた。
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