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おじさまと咲姫
第18章 豹変
並んで座ったコーヒーショップで、隣りの彼をそっと、確認した。
自分はこういうさり気ない動作が、苦手なのかもしれない。
いや、確実に下手だ。
すぐに視線に気付かれ、目が合えばいつもの眩しい笑顔を返された。
心臓は爆発しそうになり、飲みかけのアイスコーヒーにむせそうになる。
ストローから唇を離し、口元を押さえれば、心配そうに背中に手を回された。
「大丈夫?円城寺」
堂々と-そんな触れ方ではなかったが、昴に背を優しく擦られる。
咲姫の鼓動は速まるばかりだった。
いつかのようになんの断りもなく、突然身体に触れられた。
当然びっくりした。
けれど-嫌ではなかった。
不快でもなかった。
咲姫はされるがままになっていた。
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