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おじさまと咲姫
第23章 決心
「円城寺…ユウさんとはどうなった?」
昴の問いに、咲姫の横顔が強張った。
直接訊くまでもなく-多分、良い方向には進んでいないのは明白だった。
問い質した自分を恨めしくも思ったが、一度口にした言葉は二度と取り消せはしない。
泣いたりしてしまわないだろうか-そんな心配をしていれば、彼女の唇が静かに開いた。
実に落ち着いた口調で。
涙などひと粒も零れる事などなく。
その口元には-薄っすらと笑みさえ浮かべで。
「失恋…しちゃいました」
戸惑う昴に向かい、咲姫は笑って見せた。
この瞬間を待ち焦がれていなかったと言ったら嘘になる。
だけど。
心の中では、どんなにか哀しみの嵐が吹き荒れているのだろう-それを思えば、昴は素直に喜べなかった。
昴の問いに、咲姫の横顔が強張った。
直接訊くまでもなく-多分、良い方向には進んでいないのは明白だった。
問い質した自分を恨めしくも思ったが、一度口にした言葉は二度と取り消せはしない。
泣いたりしてしまわないだろうか-そんな心配をしていれば、彼女の唇が静かに開いた。
実に落ち着いた口調で。
涙などひと粒も零れる事などなく。
その口元には-薄っすらと笑みさえ浮かべで。
「失恋…しちゃいました」
戸惑う昴に向かい、咲姫は笑って見せた。
この瞬間を待ち焦がれていなかったと言ったら嘘になる。
だけど。
心の中では、どんなにか哀しみの嵐が吹き荒れているのだろう-それを思えば、昴は素直に喜べなかった。

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