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おじさまと咲姫
第23章 決心
「先輩は悪くないよ、瑠璃」
話題の中心である咲姫が、親友を制した。
「咲姫!だってあんた泣いて…!」
言って、瑠璃子は心配そうに咲姫を見る。
「先輩と話してる時に、コンタクトがずれちゃったみたいで。痛くて涙出たけど、もう平気」
咲姫の瞳に涙はなかった。
笑う彼女の顔は、実際いつも通りにも見えた。
無理してるんじゃないだろうか-それでも俄かには信じ難く、瑠璃子は疑惑の両眼で昴を追及する。
再度びくついてしまう、昴。
咲姫はそれを苦笑いで否定した。
「ほんとだってば。北城先輩が、今まで酷い事した時あった?誰かを泣かすまで酷い事言った時-」
-あった?
咲姫の問いに、瑠璃子は言葉に詰まる。
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